自殺者数が14年連続3万人を超えるなか、政府が毎年3月に行う自殺対策強化月間のキャッチフレーズが、今年度は「あなたもGKB47宣言!」に決まった。23日に開かれた内閣府の自殺対策推進会議で報告され、委員から「自殺対策としては違和感がある」と疑問の声が上がった。
強化月間の今年度のテーマは「全員参加」。GKBは、「ゲートキーパーベーシック」の頭文字をつなげたもの。自殺対策では、悩んでいる人に気づいて声をかけ、必要な支援につなげる存在を「ゲートキーパー」と呼んでいる。「47」には、47都道府県を初め、国民に取り組みが広がることを示したものだが、人気アイドルグループ「AKB48」にひっかけているのは一目瞭然だ。
ある委員は「ブームにあやかろうという意図はわからなくもないが、自殺対策は継続的に、地道に取り組むもの。キャッチフレーズは地味でも普遍性や本質を示すのが大事」と批判的。別の委員は「もっとあたたかな、現状を反映した言葉のほうが良いのではないか。似たようなキャンペーンはほかにもあり、埋没する恐れもある」と話す。
今後、ポスターや広告などでこのフレーズが使われる予定で、内閣府の担当者は「全員参加というテーマにあわせ、広く国民に親身に訴えることができるということで決まった」と説明している。
【ロンドン共同】フランスのバロワン経済・財政・産業相は13日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)から、最上位の「トリプルA」だった同国長期国債の格付けについて、1段階引き下げ「ダブルAプラス」にすると通告を受けたことを明らかにした。欧州メディアが一斉に報じた。
ユーロ圏が景気後退局面に入る可能性が高まっていることや、各国が財政危機に対し有力な解決策を示せていないことが背景にある。格下げは各国の資金調達を困難にさせ、危機をさらに深刻化させる恐れがある。
S&Pは、オーストリアなど他の格付け最上位国を含む数カ国を一斉に格下げするとみられる。財政基盤が強固とされるドイツやオランダは最上位で据え置く見通し。
S&Pは昨年12月、事実上のデフォルト(債務不履行)状態にあるギリシャと、格下げ方向で見直し中のキプロスを除くユーロ圏の全15カ国について、格下げの可能性があると発表していた。




